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なぜ米国債の格下げで円高の見通しを出すのか?

スタンダード&プアーズ(S&P)が米国の長期信用格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げた(WSJ)。
記事によると、米国の格付けを最高ランクから引き下げるのは70年前に同社が格付けを開始して以来初めてとのこと。ロイターによると、今回の引き下げによって米国債の格付けは、イギリス、ドイツ、フランス、カナダなどの国債の格付けを下回ることになるとのこと。

ただし、別のロイター記事によると、S&Pの計算には誤りがあったのではないかという見方も出ている。

関係筋によると、裁量的支出を2兆ドル多く見積もっていたことによる数値の不備で、財務省からの指摘を受けたという。関係筋は、S&Pの信頼性に疑問を投げ掛ける誤りだとしている。

また、格下げの影響については多くのメディアで懸念の声が出ているが、AFPBBでは以下のような見方も出ている。

専門家の中には、格付け会社の信頼性は低いと指摘し、格下げによって米国債の需要に影響が出たり、市場が大きく反応したりすることはないのではないかと考えている人もいる。

為替について、産経新聞は以下の見通しを出している。

格下げはドルの信認低下につながり、一段の円高進行を招きかねない。米金利が上昇し減速感を強めている米経済を圧迫する懸念もある。日本経済も米経済の減速や円高の進行を通じて悪影響を受ける可能性がある。

円高になるという見通しは理論上おかしい。一時的に更なる円高に向かうことはあるかもしれないが、米国金利が上がれば為替レートは円安ドル高に向かうことになるからだ。

関連記事:
・S&Pが日本国債の格付けを「AAマイナス」に引き下げ

コメント
そもそも、日本が、米国zoruを、たくさん持つている。ので、金にもアメリカが、困る状態であるの、ではないか。日本持つドルの、価値を、下げることを、模索と、
しているのでわと、思う。
  • ヤマタノオロチ
  • 2011/08/06 12:59 PM
米金利は、上昇するとは、限らないと思います。米国も欧州も(もちろん日本も)その上新興国も景気が減速し、投資家がリスク回避姿勢を強めてますので、米債券が、買われ、金利が下がる可能性もあると思います。日本円は、スイスフランとともに安全な通貨と思われていますので、円高になる可能性の方が高いと思います。
  • tobe hiro
  • 2011/08/07 12:56 AM
投機筋による物で、一旦大円高の可能性があると思います。
リスク回避の円買いです。また、米国金利上昇となれば、短期的には円安ドル高となるかも知れません。しかし、長期的には円高ドル安となると思います(購買力平価説、金利平価説)
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  • いーた
  • 2011/08/07 1:55 PM
「いーたさん」の仰るとおりですね。「金利が高い国の通貨が強い」というのは短期的にはあり得るけれども、理論的・長期的にはあり得ない。金利が高い通貨に対して円安が進むと理論的に言えるなら、それは「フリーランチ」ですが、世の中、そんなおいしい話はないですね。

しかし株式の下げが厳しいですね。米国株は円ベースで見るとリーマンショック時の最安値に近くなっています。米国でリセッション後に失業率がこれだけの期間回復できないのは戦後初めてのことで、今回のS&Pの格付け引き下げが「米国中心の時代の終焉」を決定付けたのかもしれません。今後、仮に米国が「日本の失われた20年」を経験するとすれば、株価の下げ余地はまだまだありますね。
  • いたさん
  • 2011/08/09 6:04 AM
暑さのせいでしょうか。単純なミスをしてしまいました。理論上、米金利が高くなれば円高に向かいます。大変お恥ずかしい間違いでした。
  • ゆうき
  • 2011/08/09 10:49 AM
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