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消費税増税前の駆け込みが増税に貢献してしまうジレンマ

衆議院で消費税増税法案が賛成多数で承認された。参議院でも可決され、成立する見通しだ。
今回の消費税増税法案で興味深いのは、景気情勢によって増税の可否の判断を行う景気弾力条項だ。ロイター記事によると、当面は第1段階である2014年4月の8%への引き上げの材料となる2013年10月の経済情勢とのこと。2015年10月の判断材料は、2015年4月ごろになるだろう。

過去、消費税増税前には駆け込み需要で一時的に景気が上向くことが多かった。今回は15年ぶりの増税になり、5%から8%への増税となると、駆け込み需要も大きくなるだろう。消費者の多くが消費税が増税すると予測して、駆け込み行動に走れば走るほど、増税に貢献することになるのだ。囚人のジレンマならぬ消費者のジレンマ。

ただ、駆け込み需要は長続きしない。たった1年ちょっとで再び駆け込み需要が起こることは考えにくく、2015年の10%値上げの際は駆け込み需要による効果は期待できそうもない。

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