本書は、金銭に関するドラえもんのエピソードをピックアップし、住宅、保険、子どもの教育など、人生の重要支出について語った本。「住宅購入は不動産投資をすること(その物件を自分に貸して、他の利殖の機会を失うこと)」「養老保険や終身保険は内部収益率が低く、保険に貯蓄性は求めるべきではない」など、非常に共感できる内容。
特に興味深かったのは、「経済的に考えれば子どもがいる家庭は家を買わない方が良い」という主張。子どもを育てる費用は1人当たり約3000万円(住宅1軒分に相当)。住宅購入(不動産投資)を行った場合、キャッシュフローが回らず、子どもに満足な教育を受けさせることが難しくなる可能性があるとのこと。
地価と給与が右肩上がりで上昇していた時代は、住宅購入・生命保険・子どもの教育・都市部のマイカー保有などは、特に選択する必要もなく、多くのサラリーマン家庭で、すべてを手に入れることができた。終身雇用が崩壊し、給与が上昇しない現代では、何かを選択したら何かを選択できない時代に来ている。
世の中では、「結婚したら住宅購入」というパターンが多いが、その他の将来の選択を狭める可能性を考慮して住宅購入を決断しているケースは少ないのではないかと思う。
関連記事:
・節約におけるコスト意識と先行投資意識の重要性
特に興味深かったのは、「経済的に考えれば子どもがいる家庭は家を買わない方が良い」という主張。子どもを育てる費用は1人当たり約3000万円(住宅1軒分に相当)。住宅購入(不動産投資)を行った場合、キャッシュフローが回らず、子どもに満足な教育を受けさせることが難しくなる可能性があるとのこと。
地価と給与が右肩上がりで上昇していた時代は、住宅購入・生命保険・子どもの教育・都市部のマイカー保有などは、特に選択する必要もなく、多くのサラリーマン家庭で、すべてを手に入れることができた。終身雇用が崩壊し、給与が上昇しない現代では、何かを選択したら何かを選択できない時代に来ている。
世の中では、「結婚したら住宅購入」というパターンが多いが、その他の将来の選択を狭める可能性を考慮して住宅購入を決断しているケースは少ないのではないかと思う。
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- 2012.10.21 Sunday
- カテゴリ:不動産投資・賃貸
- comments(2)
最良の策を練り更に良法が有れば教えてください
昔より子孫に美田を残さず?という言葉が有る様に
財産ではなく知識教養をつけさせる得策だと思います