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日銀・異次元緩和の出口戦略に潜む金利上昇・株価急落のリスク



加藤出著「日銀、出口なし〜異次元緩和の次にくる危機」を読んだ。
本書は日銀の異次元緩和に警告を鳴らした本だ。異次元緩和の下、日銀は毎年50兆円もの国債を購入しているが、これを続けると2015年末には日銀資産のGDP比は71%、2018年末まで続ければ100%を超え、マネタイゼーションの疑念が高まる恐れがあるとのこと。

特に日銀は国際直接引き受けはしていないものの、証券会社の債券ディーラーは日銀が購入することを前提に応札しており、直接引受との違いが見えにくい状況となっていると指摘している。

一方、日銀が現在の国債・ETFの購入ペースを弱めると、長期金利や株価に悪影響を及ぼすことから、出口戦略が政治的に極めて困難で、異次元緩和政策はジレンマを内包しているとのこと。

本書は日銀の異次元緩和の問題点を理解するのに極めて良い本だ。

関連記事:
・週刊ダイヤモンド特集「日本国債のタブー」はオススメ

コメント
>出口戦略が政治的に極めて困難

我が国の時の政権は、この約20年の我が国の経済につき、長期的な「供給力」低下という構造的な経済低迷からひたすら視線を背け続けながら、断続的に「結果」累積債務と化すだけの公共投資という名目で景気対策を打ち続けました。

それでも状況に改善の余地がないとみると、それを短期的な景気循環の結果であるはずのデフレ現象なのだと矮小化したその挙句、文言解釈よろしくそれを専ら日銀の失策として責任転嫁して続けてきました。

このような無知無能な政治家の在り様は、今も昔もそのままに・・・もはや「いつか来た道」を歩んでいるとしか言いようがないように思います。

とはいえ、「それでも日本は大丈夫!生活レベルに変化なし!僕らの資産は生き残る!」との強弁は今も多いのですが・・・これとて「いつか来た道」ですね。
  • キセン
  • 2014/07/26 3:52 AM
大胆な金融緩和なら、経済に詳しい小学生でもできるっていうものですよ。
結末を想像すると、何とも背筋が寒くなる思いです。
  • 坂本病魔
  • 2014/08/04 5:14 PM
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