SBIアセットマネジメントのEXE-iシリーズの一部ファンドの参考指数・組入対象ETF・信託報酬の変更が発表された。
詳しくは、SBIアセットマネジメントのプレスリリース(PDF)を参照頂きたいが、これらにより、新興国株式ファンドの実質的な負担(ファンドの信託報酬+組入対象ETFの信託報酬)は0.4084%から0.3924%、グローバル中小型株式ファンドは0.5164%から0.3764%にそれぞれ減少するとのこと。
EXE-iシリーズは、複数のETFを組み入れることによって維持コストの比較的安い「インデックスファンドもどき」の投資信託を展開している。インデックスファンドではないので指数への連動を目指すわけではなく、指数はあくまで「参考指数」と呼ばれている。
しかし、実際に参考指数とのかい離は大きい。例えば、新興国株式ファンドの参考指数はFTSEエマージング・インデックス(円換算ベース)で、設定来リターンは15.55%、過去1年のリターンは16.89%だったが、ファンドの設定来リターンは12.05%、過去1年のリターンは14.35%だった。
維持コストについては、先進国株式ファンドの実質的負担は0.3584%、新興国株式ファンドの実質的な負担は0.4084%なので、維持コストは国内上場ETFよりは高いがインデックスファンドよりも安くなっている。
そのメリットは重視されているのだろう。本ブログ記事「インデックス投資ブロガー43人の保有商品(投信・ETF・債券)を分析してみた」でも、グローバル中小型株式ファンドが6人、先進国株式ファンドが4人、EXE-i新興国株式ファンドが5人と健闘している。
ただ、インデックスファンドの信託報酬競争も激化しており、EXE-iシリーズとのコスト差は縮小しつつある。EXE-iシリーズは、リターンの予測可能性が低いことのデメリットを打ち消すレベルまでのコスト優位性を確保・維持するのは難しい気がする。
関連記事:
・SBIアセットがインデックスファンド「EXE-i(エクゼアイ)」を設定
EXE-iシリーズは、複数のETFを組み入れることによって維持コストの比較的安い「インデックスファンドもどき」の投資信託を展開している。インデックスファンドではないので指数への連動を目指すわけではなく、指数はあくまで「参考指数」と呼ばれている。
しかし、実際に参考指数とのかい離は大きい。例えば、新興国株式ファンドの参考指数はFTSEエマージング・インデックス(円換算ベース)で、設定来リターンは15.55%、過去1年のリターンは16.89%だったが、ファンドの設定来リターンは12.05%、過去1年のリターンは14.35%だった。
維持コストについては、先進国株式ファンドの実質的負担は0.3584%、新興国株式ファンドの実質的な負担は0.4084%なので、維持コストは国内上場ETFよりは高いがインデックスファンドよりも安くなっている。
そのメリットは重視されているのだろう。本ブログ記事「インデックス投資ブロガー43人の保有商品(投信・ETF・債券)を分析してみた」でも、グローバル中小型株式ファンドが6人、先進国株式ファンドが4人、EXE-i新興国株式ファンドが5人と健闘している。
ただ、インデックスファンドの信託報酬競争も激化しており、EXE-iシリーズとのコスト差は縮小しつつある。EXE-iシリーズは、リターンの予測可能性が低いことのデメリットを打ち消すレベルまでのコスト優位性を確保・維持するのは難しい気がする。
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- 2015.02.17 Tuesday
- カテゴリ:投資信託
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