日興アセットが日本株ETF5本の繰上償還を発表〜国策による上場本数拡大の副作用か?

日興アセットマネジメントが日本株ETF5本の上場廃止・繰上償還の手続きに入ることを発表した(日興アセットマネジメント)。
記事によれば、上場廃止・繰上償還の対象となるETFは以下の5本とのこと:

  • 1316:上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株
  • 1317:上場インデックスファンドTOPIX Mid400日本中型株
  • 1318:上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株
  • 1544:上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)
  • 1556:上場インデックスファンド日経中国関連株50

上場廃止・繰上償還に至った理由としては、純資産残高が3〜7億円程度となっており「運用の基本方針」に則った運用の継続が困難な状況とのこと。投資家の書面同意が得られれば、2015年7月3日を取引所最終売買日とし、7月8日に償還することになる。日興アセットにとって、ETFの繰上償還は初めてとのこと。

ETFの上場廃止・繰上償還の背景にはETFの上場本数の急増を目指した国策がある。国策を背景として、東証では2008年度〜2010年度の中期経営計画でETF上場銘柄数を100に(2007年度末比3倍)することを発表。2011年3月に100本目のETFが上場となった。

皮肉にも、100本目のETFとなったのは、今回、繰上償還となる上場インデックスファンド日経中国関連株50である。また、TOPIX100日本大型株、TOPIX Mid400日本中型株、TOPIX Small日本小型株の上場は2008年3月、日本株式(MSCIジャパン)の上場は2010年7月で、いずれもこの国策推進時期と重なる。

やはり、国策で本数ばかり追求することに無理があったのではないだろうか。同規模のETFとしては、野村アセットや大和投信のセクター別ETFがあり、これらの繰上償還の可能性も否めない。

関連記事:
・東証が100本目のETFを上場へ、中期経営計画を達成

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