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バンコク・チェンマイ間の高速鉄道(タイ新幹線)の採算性が厳しい理由

出張でタイのバンコクに来ている。仕事とは直接関係ないがバンコク・チェンマイ間の高速鉄道(新幹線)に日本が支援する可能性が高まっているそうだ(ロイター)。
記事によれば、タイの運輸大臣が協力調印のため5月27日に来日予定で、高速鉄道(新幹線)は首都バンコクと北部のチェンマイ間の約670キロ。早ければ2016年の第2四半期に着工予定とのこと。

しかし、この路線の採算性は厳しいだろう。バンコク首都圏の人口は約1500万人(ウィキペディア)と十分な需要が見込めそうだが、チェンマイ郡の人口は約27万人(ウィキペディア)、途中のピッサヌローク郡も約26万人(ウィキペディア)しかいない。

ちなみに最近、日本で開通した北陸新幹線の金沢市は46万人で(ウィキペディア)、富山市は42万人だ(ウィキペディア)。九州新幹線が開通した鹿児島市で61万人(ウィキペディア)、熊本市で74万人(ウィキペディア)。タイの所得水準を考えれば、高速鉄道の対象人口は日本よりも少なくなるため、より多くの人口がいなければ採算は成り立たない。

この高速鉄道(新幹線)計画はバンコク・チェンマイ間を3時間43分で結ぶことを目指しているようだが(ウィキペディア)、バンコク・チェンマイ間はライオンエア、エアアジア、ノックエア、タイ国際航空などがひしめく激戦区間で、LCCに乗れば通常、数千円で行ける。

空港までの移動時間や待ち時間を考慮しても、高速鉄道に多くの需要が見込めるとは思えない。タイの高速鉄道(新幹線)は前途多難だ。

関連記事:
・新幹線輸出より地道な通勤電車輸出の方が大切なのでは?

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