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インデックス投資ナイト2015の第3部座談会のディスカッションから考えたこと

7月4日に開催されたインデックス投資ナイトの第3部の座談会ではアセットアロケーションの決定方法に関する考え方について議論が行われた。
座談会では、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを例に、株式、債券のそれぞれの中では時価総額ベースで運用されているものの、株式と債券の比率を50%づつと決めた時点でそこに「アクティブ」の要素が入っているという話があった。私も3年前に同じようなことを考えていたので、この指摘には納得できた(インデックス投資とはアクティブ運用ではないか?参照)。

では、株式と債券の比率を50%づつではなく、時価総額ベースで運用したらどんな配分になるのか気になり調べてみた。世界全体の株式市場の時価総額だが、2015年5月時点で約40兆ドルとのこと(わたしのインデックス)。一方、世界全体の債券の市場規模は、2011年時点で約100兆ドルとのこと(モルガンスタンレー)。つまり、株式と債券を時価総額ベースで持つと概ね株式3割、債券7割という配分になる。

ちなみに、この時価総額ベースのポートフォリオを「わたしのインデックス」の資産配分ツールで計算してみると、リターンが8.4%、リスクが10.9%となった。これは有効フロンティアの近くに位置しており、まずまずのポートフォリオとなっている(ただしこのツールは1995年から2015年の実績をベースに算出されており、日本株のリターンがかなり低くなっている点に注意)。

座談会では、eMAXISバランス(8資産均等型)を例に、均等配分の是非についても議論があったが、パネリストからは「意味がない」、「頭の悪い配分」と評判が悪かった。確かに均等配分は販売側にとってのコミュニケーション上の分かりやすさが前面に出ており、指摘はごもっともと思える。

しかし、この8資産均等分散のポートフォリオを同じく資産配分ツールで計算してみると、リターンが8.8%、リスクが13%と意外にも有効フロンティアの近くに位置している。もともと均等配分の考え方に「意味はない」し、「頭が悪そう」ではあるが、結果としてのポートフォリオをミーン・バリアンスの考え方(リスク・期待リターン・相関係数から最適解を見出す方法)で計算してみると、興味深いことにそこそこ妥当な結果になった。

時価総額のポートフォリオも、8資産均等分散のポートフォリオも、ミーン・バリアンスの考え方でそこそこの結果を出していることは興味深い。アセットアロケーションの深さを感じる。

関連記事:
・インデックス投資ナイト2015の「ブロガー座談会」に登壇した

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