本記事は、吊られ男の投資ブログの管理人である吊られ男氏のインタビュー記事だ。最も気になるポイントは以下の点だ:
確かに、SBI証券で対象投資信託の月間平均保有額が1,000万円以上の場合、月間平均保有額の年率0.2%のSBIポイントを獲得できる(投信マイレージサービス)。SBIカードを持っている場合、10,000ポイント=12,000円(1ポイント=1.2円)で交換可能なので、合算して0.24%のキャッシュバックが受けられる(SBIポイントとは?)。
しかし、例えばニッセイ日経225インデックスファンドで販売会社が受け取る信託報酬率は0.11%でしかない。つまり、SBIグループは、このファンドを売ると、毎年0.13%の損失を生むことになる。ニッセイ外国株式インデックスファンドで販売会社が受け取る信託報酬率は0.17%なので、毎年0.07%の損失を生む。
つまり、投信マイレージサービスのSBIポイント付与率はアクティブ投信や毎月分配型投信の場合は問題ないが、インデックス投資家が利用すればSBIグループの損失が拡大することになる。
これでは持続不可能だろう。投信マイレージサービスは一定の時期が経過すれば改悪される可能性が高いと思う。現行のポイント付与率を前提にした投資商品選択はやめたほうが良いだろう。
関連記事:
・ネット証券のNISA口座手数料割引キャンペーン比較(第二弾)
「SBI証券を利用しているのですが、ここは投資信託を保有しているとポイントがもらえるんです。総資産残高が1000万円以上になると、1年で総資産残高の0.2%分のポイントがもらえます。しかも、クレジットカードの『SBIレギュラーカード』を持っているので、ポイントの現金交換レートが1.2倍になり、1年で0.24%分のポイントが付きます。例えば『ニッセイ日経225インデックスファンド』だと年に0.25%+税金分の信託報酬を払っていますが、0.24%のポイントを引くと実質0.03%くらいになり、ETFのコストよりも安い。しかも投資信託は買付手数料もかからないし、株数単位で売買するETFと違って金額単位で買えます。総合的に考えると、現状はETFより投資信託のほうがお得ですね」
確かに、SBI証券で対象投資信託の月間平均保有額が1,000万円以上の場合、月間平均保有額の年率0.2%のSBIポイントを獲得できる(投信マイレージサービス)。SBIカードを持っている場合、10,000ポイント=12,000円(1ポイント=1.2円)で交換可能なので、合算して0.24%のキャッシュバックが受けられる(SBIポイントとは?)。
しかし、例えばニッセイ日経225インデックスファンドで販売会社が受け取る信託報酬率は0.11%でしかない。つまり、SBIグループは、このファンドを売ると、毎年0.13%の損失を生むことになる。ニッセイ外国株式インデックスファンドで販売会社が受け取る信託報酬率は0.17%なので、毎年0.07%の損失を生む。
つまり、投信マイレージサービスのSBIポイント付与率はアクティブ投信や毎月分配型投信の場合は問題ないが、インデックス投資家が利用すればSBIグループの損失が拡大することになる。
これでは持続不可能だろう。投信マイレージサービスは一定の時期が経過すれば改悪される可能性が高いと思う。現行のポイント付与率を前提にした投資商品選択はやめたほうが良いだろう。
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- 2015.07.28 Tuesday
- カテゴリ:金融機関
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