バランス型インデックスファンドのREIT配分比率は明らかに過大では?

REITを組み込んでいるバランス型インデックスファンドにおけるREITの配分比率を比較してみた。
結果は以下の通り:

REITのビジネスは不動産賃貸業だが、不動産賃貸業はすでに株式ポートフォリオに含まれている。例えば、不動産会社はTOPIXの約3%を占めており(TOPIXファクトシート)、不動産賃貸業は不動産会社の約3分の1を占めている(ARES J-REIT REPORT Vol.10 September 2010)。つまり、株式ポートフォリオの約1%は不動産賃貸業に投資していることになる。

ポートフォリオにおいてREITを2〜3割も組み入れることは、不動産賃貸業を過度に重視したアクティブ運用を行っていることになるかもしれない。上場企業は様々なビジネスを行っているが、私には不動産賃貸事業の割合を過度に引き上げる理由が見当たらない。

加えて、REITのスポンサーは不動産会社で、スポンサーとの相対取引も頻繁に行われていることから、利益造反を生じかねない構造的な問題がある(不動産ファンドにカス物件を押し付けられるREIT参照)。国内REITは首都圏に物件が集中しているため、大地震に対しても脆弱だ。

バランス型インデックスファンドのREIT配分比率は明らかに過大だと思う。

関連記事:
・菊池誠一著「大地震と株式投資」〜脆弱なトヨタ、日産、スズキ、日立などの地域集中企業

コメント
コメントする




   

コメント欄の更新状況をRSSで通知する
この記事のトラックバックURL
トラックバック

サイト内検索

新着記事の通知

トピックス

最近のコメント

  • 投信ブロガーが選ぶFOY2018でeMAXIS Slim先進国株式に全力投球
    ハイマージェ (11/17)
  • ダイヤモンド誌がバルチックカレー中国FC投資を批判
    結局 (11/13)
  • 楽天証券で楽天ポイント・楽天証券ポイントからの投信積立注文がスタート
    ゆうき (09/30)
  • 楽天証券で楽天ポイント・楽天証券ポイントからの投信積立注文がスタート
    たわら男爵 (09/30)
  • キングスレーキャピタルは投資詐欺か?被害者は?(2)
    鼠小僧 (09/26)
  • インデックス投資ナイト2018の第三部座談会に登壇した
    キセン (07/11)
  • 映画「ラストサムライ」にみるグローバリゼーション
    pandora jewelry (04/27)
  • つみたてNISA口座の買い付け設定を実施〜信託報酬0.1095%のあのファンドへ
    ハイマージェ (04/23)
  • 日本の現金決済比率は65%で先進国平均の2倍以上〜20万台のATM維持コストは年間2兆円
    パオ (03/20)
  • つみたてNISA口座の買い付け設定を実施〜信託報酬0.1095%のあのファンドへ
    ゆうき (02/25)