「配当なし指数を連動対象としているインデックスファンドはいらない」に賛成

吊られた男の投資ブログに「配当なし指数を連動対象としているインデックスファンドはいらない」という興味深い記事が掲載された。
記事では、配当なしの指数を連動対象として掲げているインデックスファンドについて、「本気で配当なし指数に連動を目指しているなら怠慢」「運用上は配当込み指数を連動対象にしているなら不誠実」として、「配当なし指数を連動対象として掲げているインデックスファンドに投資しない」と宣言している。

連動対象の指数が配当込みか配当なしかは、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの以下の記事で網羅されている:

記事によれば、ニッセイとインデックスeのシリーズが配当込みの指数への連動を目指しており、SMT、eMAXIS、旧年金積立シリーズが配当なしの指数への連動を目指している。野村は日本株は配当なしだが、先進国株と新興国株は配当込みの指数に連動しているとのこと。

私自身は、配当に応じた適切な分配金を出して「配当なしの指数」への連動を目指すインデックスファンドがあっても良いと思う(実際にETFはそのように運用されているはず)。ただし、月次レポートなどで「配当なしの指数」と「分配金再投資後の基準価格」を比較するのは極めて不誠実で、「分配金再投資後の基準価格」は「配当込み指数」と比較する必要がある。

しかし、分配金には課税され、分配金を再投資したとしても運用効率が低下するため、同じような維持コスト水準であれば、分配金を出すファンドの方が長期投資に不向きだ(この点はETFで長期投資をする時の課題で、特にETFと投信の維持コストの差が縮まっている中で、検討すべき課題である)。

したがって、結果的に「配当なし指数を連動対象として掲げているインデックスファンド」があっても、圧倒的に維持コストが低くない限りは長期投資において勧めることはできないので、すでに「配当込み指数」で維持コストが低いインデックスファンドが出ている現状においては、「配当なし指数を連動対象として掲げているインデックスファンドに投資しない」には賛成だ。

関連記事:
・MSCIコクサイ連動のインデックスファンドのリターンを比較してみた

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