インデックス投資ナイト2016の第2部で気になったこと〜新興国株式に対する投資スタンス

インデックス投資ナイト2016の第二部座談会では、登壇者の主張は概ね納得ができたが、新興国株へのスタンスと配分について疑問を持った。

第二部座談会登壇者の朝倉智也氏、大江英樹氏、山崎元氏、吊られた男氏の4名はいずれも新興国にポジティブ。山崎氏は日本株4割、先進国株6割を推奨しているがそろそろ新興国株も検討したいとのこと。吊られた男氏のアセットアロケーションは国内株3割、先進国株4割、新興国株3割と、新興国株が比較的多めだ。大江氏の確定拠出年金はすべて新興国株とのこと。

しかし、MSCIエマージング(円建て)の10年〜20年の年率平均シャープレシオは0.1〜0.3(myインデックス)で、MSCIコクサイ(円建て)の0.3〜0.4(myインデックス)と比較すると、リスクの大きさに対するリターンが低い(シャープレシオはリスク・リターンを比較する指標で、数字が大きいほどリスクの割にリターンが大きい=効率的な運用となる)。

また、新興国株インデックスファンドの信託報酬は最も安い「たわらノーロード新興国株式」でも0.495%(税抜)と、「たわらノーロード先進国株式」の0.225%(税抜)と比較すると、まだまだ高い水準にある。MSCIエマージングに連動する国内上場ETFは、流動性に課題がある。

こうした懸念から、私自身は、新興国株の配分を徐々に低下させてきている。2014年9月には新興国株の配分は26%程度あったが、2015年3月には13%程度になり、2016年7月の配分は10%程度となっている。比率はさらに低下する見込みだ。

登壇者4名が新興国株にポジティブな理由はなぜなのか。もう少し掘り下げて聞きたかった。

関連記事:
・ポートフォリオに新興国株(エマージング株)の投資信託・ETFは必要・不要?


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