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つみたてNISAフェスティバル2017(つみフェス2017)に参加〜進む信託報酬値下げ競争

金融庁主催「つみたてNISAフェスティバル2017(つみフェス2017)」に参加した。

つみたてNISAフェスティバル2017(つみフェス2017)は、2018年1月の「つみたてNISA」開始を前に、個人投資家200人を対象にした金融庁主催イベント。特に興味深かったのは、つみたてNISA対象と考えられる指定インデックス投信(7月末までに金融庁が事前相談を受けた商品)99本の信託報酬の内訳。

投資先を国内とする指定インデックス投信は29本で、うち14本が「0.1%超0.2%以下」で最も多く、投資先を内外とする指定インデックス投信(70本)のうち、19本が「0.2%超0.3%以下」、12本が「0.1%超0.2%以下」とのこと。法令上の上限である0.5%(国内インデックス投信)、0.75%(内外インデックス投信)をいずれも大幅に下回っている。

銀行や店舗証券で販売される多くの投信の信託報酬が法令上の上限にへばりつくのではないかと危惧していたが、予想以上に低コスト競争が進んでいて安心した。なお詳細データは、金融庁資料「つみたてNISA対象商品に係る事前相談の結果について(PDF)」に詳しく掲載されている。

また、私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法と題して4名の個人投資家の活用法が紹介されていた。いずれの事例でも「つみたてNISA」と「iDeCo」の両方を活用することが前提となっていたが、貯蓄に回せるお金が少ない人、貯蓄残高の少ない人、子供の学費など数年にわたる大きな出費を控えている人などの場合は、原則60歳まで引き出すことのできない「iDeCo」を無理に活用するのではなく、「つみたてNISA」に絞っても良いと思った(詳しくは金融庁へ「私が考えるつみたてNISAとiDeCoの活用法」について意見を提出参照)。経済的余裕のある人の事例のみだったのは残念だ。

いずれにしても、「つみたてNISA」は、個人投資家に長期投資・分散投資・積立投資の重要性を広める非常に良いツールであり、インデックス投信の信託報酬引き下げを促す非常に良いツールであることを再認識できた。ぜひ、投資開始は2018年1月からだが、開設受け付けは2017年10月1日からとのこと。利用者拡大に期待したい。

関連記事:
・つみたてNISAフェスティバル2017(つみフェス2017)前の信託報酬値下げ状況


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