つみたてNISAにおける投信の繰上償還リスク〜過去に繰上償還されたインデックスファンド

2018年1月にスタートする「つみたてNISA」対応で格安インデックスファンドが続々と設定されている。

しかし、格安インデックスファンドのマーケットは現状のところそれほど大きくない。小さなマーケットに大量の商品が投入されればファンド1本当たりの純資産残高は拡大せず、採算悪化から繰上償還が生じかねない。

特に「つみたてNISA」で運用しているファンドが繰上償還になると、その時点で非課税メリットが強制終了されてしまうので投資家への影響が大きい。そこで、これまでインデックスファンドで繰上償還になった事例をまとめてみた。

  • 2004年6月:バークレイズ・グローバル・インベスターズが運用していたMONEYKit スタンダード(BGI日本株式インデックス)、MONEYKit スタンダード(BGI日本債券インデックス)、MONEYKit スタンダード(BGI外国株式インデックス)、MONEYKit スタンダード(BGI外国債券インデックス)が繰上償還。
  • 2014年7月:ドイチェ・アセット・マネジメントが運用していたドイチェ・日本株式ファンド(トピックス連動型)、ドイチェ・世界株式ファンド(インデックス連動型)Aコース(為替ヘッジ付き)及びBコース(為替ヘッジなし)」が繰上償還。
  • 2015年9月:ブラックロック・ジャパンが運用していたi-mizuho新興国債券インデックスが繰上償還。
  • 2015年10月:三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用していた4資産インデックスバランスオープン(分配型)<愛称:ベーシック4(分配型)>、4資産インデックスバランスオープン(成長型)<愛称:ベーシック4(成長型)>が繰上償還。

特に外資系運用会社は採算が取れないと撤退してしまう傾向が強いようだ。「つみたてNISA」制度がスタートしてしばらくは、金融庁の目が光っているので繰上償還は発生しないだろうが、運用会社も慈善事業ではないのでいつまでも不採算のファンドを維持するわけにはいかないだろう。投資家にとっても「繰上償還リスク」の見極めが重要になる。

関連記事:
・日興アセットが日本株ETF5本の繰上償還を発表〜国策による上場本数拡大の副作用か?


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