eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬が0.189%から0.1095%に大幅引き下げへ

三菱UFJ国際投信がeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬を0.189%から0.1095%(いずれも税抜)に引き下げることを発表した。

三菱UFJ国際投信のプレスリリース(PDF)によると、12月26日時点における他社類似ファンドの情報を元に決定したとのことで、信託報酬の引き下げ日は2018年1月30日。本情報は、バリュートラスト記事「三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」シリーズ1ファンド(先進国株式)の信託報酬率を引き下げ」で知ったが、同記事によれば、「SBIAMが設定したEXE-iつみたて先進国株式ファンドをターゲットとしているのは間違いないだろう」とのこと。

EXE-iつみたて先進国株式ファンドのベンチマークはFTSE先進国オールキャップ・インデックス(円換算)で、日本株と先進国株を約1:9で組み込んでおり、信託報酬は0.1155%程度(税込)、設定日は2018年1月12日だ(バリュートラスト記事「SBIAMがEXE-iシリーズにつみたてNISA向けファンド1本を追加」参照)。

正直なところ、eMAXIS Slim先進国株式インデックスがEXE-iつみたて先進国株式ファンドに対抗して信託報酬を引き下げるとは思っていなかった。ベンチマークが異なるし、ファンドの形式も大きく異なる。EXE-iつみたて先進国株式ファンドは格安の海外ETFを組み込んだファンド・オブ・ファンズ形式の投信だ。

EXE-iつみたて先進国株式ファンドは三重課税の課題があるものの(EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドへの投資を見送る理由参照)、ある程度運用実績が確認できれば、新規投資をこのファンドで行おうと思っていたところだ。今回のeMAXIS Slimの引き下げ幅、すばやい意思決定もさることながら、一見ブルーオーシャンになるかと思われたこのSBIAMのビジネスモデルに挑戦した点も驚きだった。さらに、多くの人がつみたてNISAの商品を検討するであろう年末年始を想定して、最終営業日にリリースした点も見事だ。

今後、注目すべきポイントは、このeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬の大幅な引き下げを前に、これまで信託報酬競争を行ってきたニッセイ、たわら、iFreeなどの先進国株式インデックスファンドがどう動くかだ。これらのファンド保有者としてはすばやい追従の意思決定を期待したいところだが。

関連記事:
・「つみたてNISA」の商品選択では低コストに加えて信託報酬引き下げ実績の有無が重要


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