7月8日に渋谷・東京カルチャーカルチャーで開催されたインデックス投資ナイト2018の第三部座談会に投資ブロガーとして登壇した。本イベントへの登壇は通算で3回目になる。
インデックス投資ブロガー界隈では、国際分散・積立・バイ&ホールドがメジャーのセオリーになっているが、今回のインデックス投資ナイトでは米国株投資ブロガーのたぱぞうさんや仕手株に手を出したテリーさん、市況によってキャッシュの割合を変動させる私など、メジャーのセオリーから外れた周辺部分にフォーカスしていたような気がする。
第三部座談会のテーマは「インデックス投資家はどのような相場環境でもマーケットに居続けることができるようになるための必要なメンタリティとはどんなものだろうか?また、そのようなメンタリティを醸成するため、そのようなメンタリティに到達するために必要な仕組みやアイテムって何だろうか?」だった。
私が座談会の中で話したメンタリティは、「株価が下がっているときの方が楽しい」という点、それは、市況が悪化したときに株式の比率を上げていく私の投資法に起因している気がする(日経電子版の投信ブロガーコラムに本ブログ管理人のインタビュー記事が掲載参照)。
ただ、こういったタイミングを見て株式比率を上下させる手法は理論上は正当性がないし、他人に勧められるものではないので、妻や友人にはつみたてNISAとiDeCoで国際分散・積立・バイ&ホールドを勧めていると返答した(小規模な資産運用勉強会を開催〜インデックス投資に関する初めての体系的プレゼン参照)。
最後に「経済の仕組みや歴史、GPIFの運用状況を知ることが重要」と発言した。時間の関係上、詳しく理由を言う時間がなかったが、本ブログ記事「長期分散インデックス投資を信用しない人に対する4つの説得アプローチ」を参照頂きたい。
- 2018.07.08 Sunday
- カテゴリ:資産運用全般
- comments(1)
そんなことはない。
金融市場の価格変動が正規分布ではないとするマンデンブロの理屈によれば、貴殿のタイミング投資も正当化される余地はありますよ。
また、投資における資産形成の帰結はいわゆる「まぐれ」なのだという歴とした理論もありますから、投資手法の正しさは相対的なものだ、信じる者は救われる程度のものだとの達観もありだと思う次第です。